・まずは証券口座を開く
・おすすめは米国系投資信託(eMAXIS Slim 米国株式)の積立
・ドルコスト平均法を理解する
・投資を行っている期間には必ず含み損を抱える
投資のスタート。証券口座の開設
投資を行うには、このようなステップが必要です。
- 証券口座を開く。
- 証券口座に入金する。
- 各取引を行う。
※証券口座=株取引などを行う投資専用の口座
また、証券口座は普通の銀行でも作成可能ですが、絶対にNGです!
必ずネット証券口座を自分で開きましょう。
とはいえ、今はネット銀行や、ネットショッピングも一般的です。
投資を始める=ネット証券口座を開くのが一般的です。
初心者にオススメの証券口座
メリット | オススメ度 | |
楽天証券 | 積立投資でポイントが貯まる | ☆☆☆☆☆ |
SBI証券 | 認知度&人気No.1 | ☆☆☆☆☆ |
マネックス証券 |
英国株&中国株が強い | ☆☆☆☆ |
※気になる取引手数料ですが、今はどの証券会社も差はなく(現物取引であれば50万円で400~500円程度)キャンペーンなども随時行われるため、ネット証券であれば差があまりないのが現状です。
初心者であれば、取引量が多くなることはまれなので、手数料の差よりも使いやすさや特徴を重視して選択することをお勧めします。
とにかく迷うよりも今すぐ開設しましょう。開設してから、次の手を考えましょう。
また実際に使ってみて、使いやすい所を選択するのもありです。
また、楽天証券には積立投資をすることですごいメリットがあります。
そちらも紹介していきます。
投資初心者にオススメな2つの投資法
投資を初めて行う人にオススメしている投資法が2つあります。
それは、米国系投資信託の積立と、日本個別株の高配当投資です。
投資は基本的に理論や数学の分野です。
しかし人間が行う以上、感情的な面を排除することができません。
オススメの投資法を2つあげるのも、性格に合った投資法がいいと考えているからです。
勿論初めてみて合わなければ、違う方法に変えるのも全然ありです。
どちらもするのもOKです。
今回の記事では、米国系投資信託の積立を紹介していきます。
米国系投資信託の積立
このブログでは、楽天証券でeMAXIS Slim 米国株式を積み立てることをお勧めします。
米国系投資信託積立のメリット・デメリット
まずはこの投資法のメリット、デメリットをまとめます。
・簡単、お手軽。一度設定してしまえば、やることが無い。
・経済全体の恩恵を長期間かけて受けられるので、投資初心者でも、平均点以上の投資成績が出せる。
・複数の企業の株を買っている為、分散投資される。
・少額から始められる。
・貯金している感覚と変わらない為、将来の備え、資産の拡大には、効果的だが今の生活は豊かにならない。
・悪くいうと日々の我慢が増えるだけ。
・平均リターン以上に稼ぐことは不可能。
・かなり長期で見る為、基本は10年以上かかる。
・現金化したい時に暴落が起こると、損をする。
・知識が増えない。
・面白く無い
性格的にはこんな人が向いています。
- 我慢強い
- 生活の中で投資のことを考えたくない
- 手間をかけずに平均点が取れれば満足
- 投資をしている実感は必要ない
- 投資について深く勉強する気はない
積立投資がなぜいいの?
積立投資というのは、非常に理にかなった方法です。
それは、ドルコスト平均法のメリットを享受出来るからです。
ここが積立投資の最大の肝です。分かりやすく説明するので必ず理解してください。
まず前提として、直感的に投資商品は、「安く買った方が得」「高く売れば利益が出る」って所は誰でも理解できると思います。
しかし問題となるのは「いつ安値なのかわからない」という事です。
逆に「いつ安値か分かります」という人は、詐欺師か投資に関する知識がない人です。
積立投資=同じ商品を毎月決まった額買い続ける投資法です。
値段が変動するものを毎月同じ金額を購入する事で自動的に「安値であれば沢山」「高値で有れば少し」しか買えません。
例:
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
---|---|---|---|---|---|---|
値段 | 200 | 250 | 250 | 200 | 100 | 50 |
時期 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
値段 | 100 | 100 | 200 | 250 | 500 | 250 |
※表は横スクロールできます
この架空の投資信託を月々5万円分1年間購入したとします。
するとその場合の購入口数(投資信託の量)はこのようなグラフになります。
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
---|---|---|---|---|---|---|
値段 | 200 | 250 | 250 | 200 | 100 | 50 |
購入口数 | 250 | 200 | 200 | 250 | 500 | 1000 |
時期 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
値段 | 100 | 100 | 200 | 250 | 500 | 250 |
購入口数 | 500 | 500 | 250 | 200 | 100 | 200 |
※表は横スクロールできます
購入口数が、値段が安いほど多く、高いほど小さくなっているのがわかります。
1年間で使ったお金は・・・・
5万×12=60万
合計取得口数は・・・・
4150口
1年間の平均購入金額は・・・・・
60万÷4150口≒144.5円/口
直感的に長く投資すればする程ブレが小さくなっていくことも理解できると思います。
投資信託の種類って何があるの?
投資信託には沢山の種類がありますが、大きく2つに分類できます。
それは、インデックスファンドかアクティブファンドかという点です。
インデックスファンド
インデックスファンドとは、基準価格がある指標(インデックス)と連動した動きをすることを目標にしたファンドのことです。
※指標(インデックス)というのは、あるグループの平均値です。例えば日経平均株価も代表的な指標の一つです。
それを見ることで、日本全体の景気や状況を知る為の目安になるんだね。
今回紹介しているeMAXIS Slim米国株式で言えば、米国全体の株式と同じ動きをするってことだね。
アクティブファンド
アクティブファンドは基準価格がある指標を上回る動きをすることを目標としているファンドです。
ファンドマネージャーが戦略を立て、インデックスファンドより儲けることを目標としています。
正解!つまり、お金さえあれば誰でもできるんだね。ファンドから見れば手間もかからず簡単なんだね。その分手数料も激安ってこと。
積立をするなら圧倒的にインデックスファンドです。
お年寄りでアクティブファンドを持っている人は非常に多いです。なぜか?それは銀行に勧められるがまま、購入しているからです。
銀行側から見れば、インデックスファンドなんて買ってもらっても全く利益になりません。
アクティブファンドの方が手数料が高い為、銀行側が得するからです。
この記事ではインデックスファンドであるeMAXIS Slim 米国株式をオススメします。
このファンドは簡単に言えば米国全体に投資しているイメージです。
手数料も最安、人気も高く積立投資をするならばまず第一候補にして下さい。
同シリーズで同じくらい人気があるのが世界系です。こちらは世界全体を対象に投資をしているイメージです。
米国系か世界系か?というのは正直好みの問題です。勿論世界中に投資をしても、マーケットとして一番大きいのは米国です。
そのため、世界系を選択しても結果的に米国のウエイトが大きくなります。
楽天証券でさらにお得に積立
積立を行う際にさらにお得な方法が有ります。それは楽天証券を使うことです。
楽天証券は月5万円までの積立は楽天クレジットカードで決済できます。
5万円積立するたびに1%の500ポイントがもらえるわけです。
※2022年2月追記 2022年9月より0.2%の100ポイントに改悪されました。
勿論将来的に、楽天証券側がこのサービスをやめたり、他社がさらにいいキャンペーンをする可能性もあります。
そのため、簡単に乗り換えられるよう複数口座の開設をお勧めします。
また、こちらの記事で紹介したマネーブリッジ(楽天銀行と楽天証券の口座連携)を行うことで、通常預金も利率0.1%となるのも見逃せない点です。
※2021年12月に預金300万までは0.1%、300万を超える部分に関しては0.04%へ変更されました。それでも他銀行に比較すれば圧倒的な為、優位性は変わりません。
マネーブリッジしておけば、通常の株取引をする際も、証券口座にお金を移す必要がなくなります。
楽天銀行に残高があれば、そちらから自動で引き落とされます。
積立を行う際の注意点
基本的に世界経済はじっくり右肩上がりが基本です。
しかし、周期的に暴落が起こります。記憶に新しいのは2008年のリーマンショックです。
先ほどの投資信託Aであれば、6月にガクンと値段が下がっています。
その時に「下がってしまった」と売却するとどうなるか?
5か月分で25万円入金しています。それが6月には、7万円ほどの価値になっています。売却すれば18万円も損します。
しかし、下がった時にも買い続けることで、9月ではまたプラスに戻っています。
値段が下がったら割引セールだ!と考えましょう。
リーマンショックを例に出します。
リーマンショック直前のS&P500の価格は1576ドルです。
リーマンショックで666ドルまで落ちました。
そして2020年現在いくらかと言うと3360ドルです。
つまり積立投資でリーマンショックで損した人というのは、リーマンショックが起きた瞬間に現金化して積立をやめた人だけになります。
そのまま積立投資を継続していれば十分利益がでています。
また、積立投資のリターンというものは、年利4〜5%と言った所です。
これは資産が1年毎に着々と4%程度で増えていくという事ではありません。
長期間積立する程、暴落に遭う確率も増し、マイナスになる年が必ずあります。
その時に恐怖で現金化してしまうか?それとも気にせずそのまま積立られるか?これが大きく結果に影響します。投資をしていることを忘れる位でOKです。
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