平太郎
生活力低めの小説家朏素晴(通称スバル君)と世話焼き!?の猫(ハル)が同居する癒し系漫画の最高峰!
クロスケ
全猫好きに1度は見て欲しい!
みなつき原作、二ツ家あす作画「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」について語ります。
クロスケ
まずはどんな漫画?
ミステリー作家の青年朏素晴は、両親の墓参りをしていた際に出会った野良猫から新作の着想を得て、その後も連載の参考とするために猫を家で飼い始める。素晴は、陽と名付けた猫が取る行動の意味を読み取るのに四苦八苦しつつも、陽との共同生活に楽しみを見出すようになる。一方、過酷な環境を生き抜いてきた陽も、自分に親切に接する素晴に心を開いていき、両者は少しずつ距離を近づけていく。
Wikipediaより抜粋
平太郎
元野良猫のハルと、小説家の朏素晴。
最初は小説のネタになるかもという不純な動機で飼い始めた猫を通して、人との触れ合いや人間的な成長につながっていく物語。
視点が変わる特徴的作風
クロスケ
この漫画の面白いところは何と言っても「同じ時間」の「同じ場面」を1話毎に人間側→猫側で視点を変えて見せるところ。
平太郎
こういうテイストは小説では(※)よく見る手法なんだけど漫画では珍しいんだよね。
※湊かなえさんの「告白」などにも使用されている技法。「視差小説」と呼称される。
平太郎
漫画で言えば同棲生活の男女のすれ違いを描いた日暮キノコさんの「食う寝るふたり住むふたり」なんかが有名だね。
クロスケ
たださすがに、人間→猫と「種族の」視点が変わるのはさすがに珍しい。
平太郎
この漫画の特色といえばなんといっても、主人公のスバル君側から見たら、ハルがよくわからない行動をしてる・・・と心配になるんですが、猫のハル側から見た行動はしっかり筋が通っているところ。
平太郎
スバル君は不慣れな動物の世話を一生懸命しようとしますが、空回り。その理由は猫側のハルも、生活力低めなスバル君のお世話をしてあげようと一生懸命!?だから。
平太郎
その結果、すれ違いが発生します。
クロスケ
ヤキモキ感がすごい。
平太郎
元野良猫で生命力あふれるハルは、何よりもご飯が大切だと考えています。そのため、寝食を忘れて読書や仕事に没頭しているスバル君に一生懸命ご飯を食べさせようと促します。
クロスケ
そこがかわいいんだよね。
平太郎
そうそう。普通の動物漫画では「人間」が動物の行動の意図がつかめず「人間」が空回りすることが多い。この漫画では、人間側から見た視点と猫側から見た視点がある分実は「動物」側も空回りしているってのが面白い所。
クロスケ
あと、猫の表情がいいよね。
平太郎
それ!猫を可愛く描く漫画は沢山あるんだけど、「猫の表情の豊かさ」はこの漫画の押しポイントだね!
クロスケ
驚いてる顔、がっかりしてる顔、喜んでる顔、人間側からの目線では違いがよくわからないんだけど、猫のハル側から見たらめちゃくちゃリアクションしてるのが面白いよね。
平太郎
これも、猫側の視点から見ている漫画ならではの表現だよね。ハルは怒ってても滅茶苦茶可愛い
平太郎
本当に動物を飼っている人からしたら、「動物の考えや表情を人間が全て読み取れるわけがない。」って思うんだよね。だからあまりに主人公が動物の気持ちを読み取ってしまうとリアリティがない・・・
かといって動物の考えや感情は書きたい・・・2つの相反する状況を打開するために生まれた技法なんだろうね。
クロスケ
「人間が猫を見たときには細かい表情を読み取ることができない」というリアル感がありながら、猫側から見ることで、「動物にもきちんと表情がある」ことを説得力を持たせつつ表現することができる発明だと思う。この形式流行ってほしい。
動物ものは実写化が厳しい
平太郎
動物系作品は実写化が難しい…。だからこそ漫画作品には、頑張ってほしい。というのは個人的な意見。
クロスケ
分かる。まあこの作品もアニメ化はされてるけどね。実写で猫を使うのは無理があるしね。
平太郎
アニメ化までされたのにいまいち知名度が低くて悲しい。
クロスケ
とても面白いけどどうしても、地味な話だしね。爆発的ヒットは難しい。
まさにほんわか。悪い人が全く出てこない。
平太郎
この漫画の良いところは何といっても、悪い人が出て来ないところ。
クロスケ
みんな他者の事を想ってる、優しい世界ってやつだね。
平太郎
ビシバシやりあうものも面白いけど、たまにはこういうのも読みたいよね!
クロスケ
仕事や勉強で疲弊してても読める漫画第1位!
まだまだ語りたい!
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